これなら簡単、誰にでもできる瞑想のやり方・方法
瞑想って聞くと、なんだか、むずかしそうですよね。
心にも頭にもいいって聞くけど、むずかしいことは、やりたくない。
そんなあなたに、この記事では、とっても簡単な瞑想のやり方を紹介します。
瞑想はいつすればいいの?
瞑想をするのに、決まった時間が絶対必要というわけではありません。
ある程度、瞑想の練習をすれば、ちょっとした空き時間、通勤中歩きながらでも、電車の中でも、買い物のときのレジ待ちでも、いつでもできるようになります。
でも、人間って習慣の生き物ですから、練習してじゅうぶん身につくまでは、決まった時間にしたほうが、やりやすいのも事実。
・ぼくのおすすめは、朝起きてすぐの5分間と夜寝る前の5分間です。
もちろん、どちらか一方でもかまいません。あまり固く考えないで、リラックスした気持ちでやったほうが、いいと思いますよ。
どこで、どんな姿勢でするの?
これも、時間と同じで、本当はどこでも、どんな姿勢でもできます。
座禅のスタイルが好みなら、それは大変結構。
でも、椅子に座ってやってもいいし、床に寝そべってやってもいい。
静かで空気のこもらないところがいいんですけど、ある程度の妥協も必要。
自分の気持ちがなるべく落ち着く、場所や姿勢を試してみてください。
・ぼくのおすすめは、ベッドの中。
ぼく自身、朝はベッドの中、ふとんにくるまり、丸くなってやったりしてます。
気持よくできれば、どこでも、どんな姿勢でもいいんです。
で、瞑想ってどうやればいいの?
とにかく5分間、呼吸と体の状態に意識を向けます。
そして、何かほかのことを考えている自分に気づいたら、また呼吸と体の状態に意識を向けます。
やることは、これだけ。とっても簡単なことです。
ここで大切なのは、「考えちゃいけない」わけじゃないってこと。
考えていいんです。
というか、多くの人は、絶対考えちゃいます。
雑念が湧いてくるに決まってます。
でも、「あっ、また、考えちゃった。いけない、いけない」とか思わないでいいんです。
考えてるのに気がついたら、呼吸と体に意識を戻す。
ただ、それだけでいいんです。
# えっ、あなたは、全然考えないでできちゃう?
# それは、すごい、初心者コースは卒業です。
# ぜひ、ヴィパッサナーあたりを深く極めてみてください。
そうはいっても、はじめのうちは、呼吸も体もほとんど見ることができずに、5分間ほとんど考え続けてた、ってことになる人もいるでしょう。
そんな場合は、お腹をふくらませながら、ゆっくりと息を吐ききる呼吸法をおすすめします。
ふつう呼吸は、吸うときに胸をふくらませて、吐くときに胸をすぼめることになりますよね。
そして、腹式呼吸の場合、胸だけでなく、お腹も合わせて、吸うときにふくらませ、吐くときにすぼめる。
世の中には、逆複式呼吸というのがありまして、これは、
- 吸うときは、胸をふくらませ、お腹はひっこませて、
- 吐くときは、胸をすぼませて、お腹はふくらませる、
という胸とお腹を逆の状態にして呼吸するんですね。
これをすると腹筋を使って横隔膜を動かすことになり、腹筋の体操にもなりますし、呼吸も深くすることができて、健康にいいんです。
瞑想と逆腹式呼吸の、「ひと粒で二度おいしい」作戦です。
(アーモンドグリコの CM 、みなさん、知ってますか?)
で、この逆複式呼吸、慣れないと結構むずかしいです。
はじめのうちは、どうしてもそっちに意識をいきます。
そうすると、自然と雑念が浮かびにくくなるわけなんですね。
逆複式呼吸に慣れるころには、瞑想にも慣れて、呼吸や体に意識を向けるのが、自然にできるようになるはずです。
今日の一言: 呼吸からすべてが始まる
あなたは、生まれてきて一番最初に何をしたか憶えてますか。
「そんなこと、憶えてるわけない」、はい、それはそうです。
でも、一番最初に何をしたかと考えてみると......
はい、呼吸、大正解です!!
あなたの人生の全ては、呼吸から始まったんです。
そして、呼吸は、
意識しなくても勝手に動く「自律神経」
と、
意識して動かすことができる「運動神経」
の両方によってコントロールされている、人間にとって、とても特別な機能なんですね。
意識と関係なく動く「自律神経」は無意識の現れとも言えます。
呼吸はすべての始まりであると同時に、無意識への入り口でもあるわけです。
というわけで、今回は、とっても簡単な瞑想のやり方を紹介しました。
この記事が、少しでもあなたの役に立つことができたら幸いです。
それでは、また。
※なお、この記事のやり方は、友だちに教えてもらった中国拳法の呼吸法、ゴエンカ氏方式のヴィパッサナー瞑想、有田秀穂氏のセロトニン呼吸法を参考にして、ぼくがアレンジしたものです。
☆また、次の本に、ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想のことが詳しく書いてありますので、シリアスな瞑想に興味がある方は、どうぞアマゾンでご覧ください。
瞑想についての、いろいろなヒントが得られると思いますよ。
〔ウィリアム・ハート「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法」(春秋社1999)〕
-----------------------------------------
☆こちらもどうぞ。
〔瞑想で、無限の時間を、あなたのものに。 - 無限の力を瞑想で〕
-----------------------------------------
☆こちらは別サイトの記事です。